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春をまたいだ夏

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こんにちは

北九州市小倉南区の個人学習塾「あんきゅう塾」です。お立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今年の冬、あんなに待っていたコガネグモたちのバルーニング(コガネグモという蜘蛛は壺状の保温性の高い卵のなかで子供たちは越冬し、春の暖かで風のある日に風に乗り、それぞれの地に飛び立っていくという習性があります)でしたが、日々の雑事に追われ、じっくりと観察することができませんでした。ただ、おそらく…本当におそらく、という感じでしかないのですが、卵から絹糸のようなものがツツーッと出ているのには気づきました。調べてみると、バルーニングの後はそのような現象がみられるとのこと。きっと、去年私を楽しませてくれたコガネグモの子どもたちは無事に春風に乗って思い思いの場所に飛び立ったのだろうと安堵しておりました。

駆け足で過ぎ去った、というよりも忙しさのあまり、またいでしまったという表現のほうが正しい春でした。ある日、教室の郵便受けのところに小さな蜘蛛の巣を見つけました。よくみると小さな小さなクモが真ん中を陣取っています。色味はまさしくコガネグモ。脱皮した後もありました。確かめてみる方法は去年学んだ「威嚇」をするかどうかです。去年のコガネグモに興味を抱いたきっかけは、車から降りた時にいつもバンバンと巣を揺らすことでした。最初はそんなに車のドアの締め方が激しかったのか?と反省していましたが、車を降りてなおバンバンと揺らしているので、ちょっとオーバーな奴だなと思ってみていました。何日も同じことを繰り返すので、何か意味があるのだろうかと調べてみましたら、どうやら私を威嚇していたようです。試しに巣をちょこんと棒で触ってみると、バンバンいつもより多めに揺らしているようでした。面白い特性に毎日観察が欠かせなくなりました。

この子もコガネグモならば、きっと威嚇をするだろうとちょっと巣をつついてみると、「バンバン」が返ってきました。間違いなくコガネグモです。今年もクモの習性についてさらにさらに深く知ることのできる夏を過ごせそうです。

苦手な方がいらっしゃるといけないので写真は載せておりません。

幼き頃、ファーブル昆虫記を読み漁った記憶がこのところよみがえってきております。

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