こんにちは
小倉南区の学習塾あんきゅう塾です。
だんだんと、受験生にとって「勝負の時」が近づいてきました。
この時期、自分の力をはかっていくのに、模擬試験が非常に効果的であると思います。
その理由はいくつかあります。
- 時間の配分を感覚で覚えられるようになる。
- 苦手な問題がはっきりと見えてくる。
- 回答の際の決まりごとが身に付くようになる。
上に挙げた3つ以外にもいろいろありますが、この3つが大きな柱だと思います。
まず、時間配分についてですが・・・。
やはり自分で問題を解いていると考え込みすぎて、ついつい余分に時間を費やしてしまうことがあります。
数学などは特に、1問につき10分~15分。(自分で問題集を解く場合も、難しい問題でも30分まで)などと決めてやらなければ、沼にはまってしまうがごとくずるずるとなってしまいます。要注意です。また、最近は国語の入試問題がかなり難しくなってきており、こちらも一つの問題に時間をかけすぎてしまうと、ほかの問題に手が回らなくなってしまいます。
テストは効率よく点数をとっていくためのものですから、そのあたりも合理的な回答を作れるよう鍛錬することが大事です。
苦手対策・・・
子どもたちから、よく「理科で特にどの問題をしておけばいいですか?」と聞かれます。
この「どこをしておけばいいか?」を自分なりに統計を出すだけで結果がかなり変わってきます。
模試はその日その日の点数に一喜一憂するためのものではなく、自己分析するためのものです。自分がどの単元が弱いのか、逆にどの単元、どの教科が自分の武器となるのか、を知ることは大変、有意義なことです。
入試前になると、今までの1か月が1週間の割合になってくる、とよく子どもたちに話をします。それは、膨大な範囲の前に立ち尽くしていた時期と、入試直前の時期は明らかに「自分をしっている」割合が異なるからです。苦手対策もおのずと効率よくされてい喰いはずです。そのためにも、1回1回の模擬試験を点数だけで判断することなく、自分自身のものさしとして、結果を蓄積していってください。
回答のコツ
最近は記述問題の割合が非常に高くなっています。
これも日ごろから練習を重ねる必要があります。問題集やプリントで記述の部分をあけて出す子がよくいますが、その場合は一度返却します。自分で考えて何かを書いてみなければ、まったく進歩がみられないからです。書き方が分からない場合は、そのあたりから一緒に考えます。たとえば、自分の考えを述べるのか、資料を読み取るのか、その2つでも答え方は変わってきます。出題の意図をよく読みとって「記述」する。何度か練習を重ねていくうちに、コツをつかめるようになってきます。上で述べた時間配分に関しても同様です。
以上のように、模擬試験をうけて、よかった、悪かった、とその日だけで終わらせてしまうのでなく、そのあとの指針として活用できるか、で、結果が変わってきますので、まず模擬試験を受ける、そして、その内容をしっかり分析する、ことを念頭に置いていただきたいと思います。