こんにちは。北九州市小倉南区にある個人塾「あんきゅう塾」です。
先日、英語嫌いのA君と、こんなやりとりがありました。
私「今日は英語のワークをしなければなりません。」
A君「いえ、期末に備えて、漢字のワークをしなければいけません。兵法に書いてある通り、何事も備えは必要です。窮地に及んであせることのないよう、日ごろから心懸けねばなりません」
私「英語がしたくないだけでしょう・・・・・・。」
A君「何を言うのですか。そんなことはありません。万全に備えたいだけです。」
私「わかりました」
この後、こっそりと、お迎え時間の変更をA君のお母様に連絡。漢字のワークをした時間だけ、塾の時間を延長して、居残りで、英語をしてもらう運びとしました。しかし、これを先に話してしまうと、集中が途切れてしまうので、ぎりぎりまで極秘です。
さて、A君が帰るときになり、ことの真相を明かします。
A君、確かに、備えは必要ですが、攻めと守りのバランスが悪ければなにもできません。正攻法でいくか、奇襲攻撃をしかけるか。それは、広い視野で見渡したほうの勝利となります。さて、英語のワークをしましょう。
と私が笑顔で話した後、A君は、おとなしく英語の勉強に取り掛かりました。
注意するときも、正攻法で行くか、奇襲を仕掛けるか、いろいろ、手を変え、品を変え。兵法に学ぶところが大いにあります。